レトロな朝焼けと夏の匂いを感じて いつかのモノクロ写真は鮮やかに色を染めてゆく 歴史で剥がされたピース達は どんなに光を浴びても帰ることはない 悲しすぎるエピローグをリプレイしてても その先は変わるはずないのに 「過去は過去/現在は現在」と割り切れずに ただ、叶わない明日を求め続ける あなたの呼ぶ声 何度も確かめていたいけど 過去を遡ることでしか叶わない 逢いたい想いが 溢れて滴り落ちる涙 悲しいぐらい眩い光を放つ 蒼い木漏れ日に集う寂しげな心 壊れた羅針盤の針 未来を指さない 胸の奥のモノローグをリフレインしても 愛しいあなたはもう居ないけど 「過去は現在/現在は現在」と言い聞かせて まだ、叶わない明日を映し出してる 見知らぬ誰かと あの頃の輝く恋重ね 風に揺れる長い髪を見つめてた... 逢いたい 逢えない 愛したい だけどもう愛せない 息もできないくらいの苦しさが積もる あなたの呼ぶ声 何度も確かめていたいけど 過去を遡ることでしか叶わない |
1995年製作の「LAST LOVE SONG」の続編です。頭の中では分かっているのに、それを受け入れることが出来ず、過去に縛られたまま生きている男の女々しさを綴っています。 |